【久々の】気ままにダラダラと【SS】

NiVEいじってゴステロってたり新テンプレの構図にゴステロったりしてます脳が痛い。

ぶっちゃけ疲れたんで、久々にSS晒してみようと思います。
募集した本人が書かないとかどうなんだ、とか思いつつ。



・15話にて、1日目の夕方の話。ルビィとアオイのちょいネタです。





日が暮れ始めている。
周りの家からは、家族の団欒と思わしき声や、料理の香りが漂っている。
…あぁ、もうそんな時間なのか。

私は、群れるのが嫌い。
今ご主人の仲間と一緒に居るのも、全ては私の目的の為。
ご主人の心を我が物に出来るのならば、一緒に旅をするぐらいの面倒は目を瞑ろう…
そんな時に出会ってしまった。
ご主人の親であり同類の、馬鹿な女と。
彼女の名は、アオイ。
破天荒だが、息子とその仲間に向ける愛情は、確かなようだ。

だからこそ、困る。
ご主人と同じ『愛』を持つこのヒトは、どうしようもなく私を狂わせるから。
私の全てを否定する、そんな光を放っているから―――
その光に私は耐えられず、家から出てしまった。
「…どうかしているわ」と、思わず呟く。
それは、息子の仲間をすべて我が子と言い張るあの人に対してなのか、
その人の光を直視出来ずに逃げた、自分自身に対してなのか―――

『分からないのよね、愛に対して、何で返せば良いのか―――』

内なる私…裏の心、本音、過去の傷跡、そう呼ぶに相応しいもう一人の"私"が語りかける。
私は、応えない。
"私"の言葉は、私自身が秘めている想い。真実の言葉だ。
故に応えない。頭で否定は出来ても、存在する想いを消す事は出来ないから。

思考を停止する。それが、"私"に対して行える、唯一の反抗。
気が付けば、日はもう既に落ちていた。
「…さすがに、もう話は終わったわよね」
小さく呟いて、どうやってご主人の元に帰るか考える。
…やはり、ネーネに気付いてもらうのが一番早いだろうか。
あの子の特性を利用すれば、こっそり帰る事だって容易いはず。
その代わり、心を覗かれてしまうデメリットもあるが――この際妥協しようか。

そんな事を考えていると、玄関の前で何かを探すように辺りを見ていたアオイと、目が合ってしまった。
しまった、なんて間の悪さッ…
なんていうこっちの考えをまったく知らずに、彼女は笑顔で私に近づいてきて
「おかえり、ルビィ。散歩は楽しかった?」
なんて、言ってきた。…ったく、見当違いもいいところ。
思わず返答に困る私を横目に、彼女は私の手を離さないようにキュッと握る。…暖かい、手だ。
「もう晩御飯の時間だからねぇ、ちょうど良かったわぁ。」
楽しそうに話す彼女に対し、私は無言を貫く。
もう一人の"私"が、頭の中で何度も語りかける。その温もりは、私を堕とす、と。
「…ねぇルビィ、ちょっとだけ、良いかしら?」
と、あの明るさからは想像も出来ない優しい声で、彼女は私に尋ねてきた。
「……ちょっとだけ、ですわよ」
「ありがとう、ルビィ」
私の肯定に、優しい笑顔で応えるアオイ。
「…ダイヤから、貴女に辛い過去があった事を聞いたわ。
もちろん詳しく聞くつもりはないし、今後一切知るつもりもない。…でも、ね」
優しく、本当に優しく言葉を続けるアオイ。
"私"の声が響く中、コレが母親と言うものか、なんてぬるい事を考えてしまう。
「過去の貴女と現在(いま)の貴女は違うんだから、もっと正直に生きて良いのよ?
ここには過去の貴女を知るものは居ないし、そんなの関係ない。
ダイヤも、ノアも、他のみんなも…現在(いま)の貴女を認め、信頼してるんだから。
一人になりたい時があるのは分かるわ。でも、独りを求めちゃ駄目。

だって、貴女はもう、私の…ダイヤの家族なんだから」

…はっきり分かった。彼女は、大馬鹿だ。さすが、あの息子にしてこの親あり、といったところか。
そしてその温もりを知っているから、失いたくないから、この人たちはこんなに強いんだ。

気が付くと、"私"の声が、止んでいた―――


深夜、ボールの中で"私"に話しかける。
「…どうしちゃったのかしら?突然黙っちゃって」
『フフフ…あそこまで全否定されて、黙らない方がどうかしてるわ』
「それも、そうね。アレは確かに、過去の私の全否定…」
一拍おいて、続ける。
「そして同時に、私の全肯定でもあったわね」
『アレが、全肯定だと言うの…?"私"無くして、私は存在し得ないのに…』
「そうね。でも、私は"私"。今を生きる、唯一の存在よ。
過去は記憶でしかない…それに縋るも囚われるも乗り越えるも、私次第。

――だったら、乗り越える方が面白いでしょう?」

"私"の声が、消えた。今回はコレで納得したようだ。
…まぁ、私がそれで納得してる以上、"私"も納得せざるを得ないのは、分かっている事だった。
"私"は所詮、私の弱い心に意思と自我が生まれただけの、私と同一の存在。
片方の意思が固まっていれば、必然的にそれと同化されるのだ。

…もう寝よう。アオイ…お母様の作った食事は、とても美味しかった。
食べる事に幸せを感じるヒトの思いを、ほんの少しだけ分かったような気がする。
と、思い返して吹き出した。この私が、誰かの幸せを理解するだなんて…
言い得もない想いを心に感じたまま、目を閉じる。

さて―――次はどうやってご主人に迫ってやろうか。
そうするにはやっぱり、センパイとメルアが邪魔…かな?
まぁ、私のこの魅力があれば、どうとでも、なる、でしょぅ………





と言う感じで、以上です。ルビィ目線で書いてみました。
もうちょっと短くまとめられたらなぁ、と改めて思ったり。

ちなみに、この話を書こうと思ったのはメッセでキヮミさんが
たくさん感想を言ってくださったので、それでヤル気をいただいた訳です。
色々ともう、多謝多謝orz



追記:
キヮミさんまでやる気出してきた( Д )   ゜ ゜

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